生まれてから今まで観てきた映画全部

タイトル通り、生まれてから今まで観てきた映画全部についての感想を述べたいと思います。

ブログ検索

プロフィール

ウルフガー

Author:ウルフガー
自他ともに認めるスピルバーグ原理主義者です。面白さだけを貪欲に追求して印象批評に徹する、あさっての方を向いた映画ブログですがよろしく。名前の由来は「ナイトホークス」より、ルトガー・ハウアー扮するテロリストから勝手に頂きました。

カレンダー

06 | 2009/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

blogram

blogram投票ボタン

Powered By FC2ブログ

インデックス作りました

全く脈絡なく記事を書いてますのでせめて50音順のインデックスをつけてみました。

続きを読む »

ジングル・オール・ザ・ウェイ

ジングル・オール・ザ・ウェイ [DVD]ジングル・オール・ザ・ウェイ [DVD]
(2008/12/17)
アーノルド・シュワルツェネッガーシンバッド

商品詳細を見る


さて最近また私の中でアーノルド・シュワルツェネッガー人気が再燃しているのですが、その勢いで旧作のこともぼちぼち書いていきたいと思います。そんなわけで「ジングル・オール・ザ・ウェイ」です。なんでまたそんなものを、もっと先に書くものがあるだろう、と言われそうですが、そういった評価の定まっているものより、何となくみんなに知られていないものを書きたいというのが人情なので、このチョイスとなりました。と言うか以前から言おう言おうと思っていたのですが、この映画、恐らくシュワちゃん主演の映画の中でも最も過小評価されている映画ではないかと思うのです。

かく言う私も友達に薦められるまでは観ようとも思わなかった映画なので偉そうなことは言えません。それまでもシュワちゃん主演のコメディ映画はいっぱいあったのですが、どれもこれもつまらなくはないのですが、「ああシュワちゃんを場違いなところに放り込んでそのギャップで笑わせるのね」とパターンが読めてしまうものばかりで、もうそろそろそういうのは観なくてもいいかなと思っていたのです。しかしあまり期待せずビデオを借りてきて本作を観てみたら、あまりの面白さに仰天してしまいました。もちろん制作者がシュワちゃんの個性をもてあそんでギャグにする類いの映画なのですが、そのもてあそび方がハンパではありません。

物語はシュワちゃん演ずるパパが普段仕事で忙しくて子供の世話も出来ないものだから、せめてクリスマスの日のプレゼントくらいは買ってやろうと、今人気のターボマン人形を買おうとするのですが、様々な障害が立ちふさがり手に入れられず、挙げ句の果てに自身がターボマンに扮して町中で一大バトルを繰り広げるというものです。アホみたいな話ですが本当にそんな映画なのです。今私が勝手にでっち上げたわけではありません。

そんなわけですから、ちょっとしたハートウォーミングコメディだと思っていた私は、思いもよらない方向に展開していく物語にかなりエキサイトしてしまいました。まず中盤でサンタの後をつけておもちゃ工場を探り出し、ターボマンを手に入れようとする辺りからもうおかしいのです。うろ覚えなのでちょっと違っていたかもしれませんが、そうして工場だと思ったら実は犯罪組織のアジトで、そこに警察が踏み込んできて何やら無意味なスラップスティックになったりします。

さらにクライマックスでは前述の通り、同じくターボマンを求めるライバルであったおっさんと、SFX満載の不条理なバトルを展開し、常人には不可能なアクションの末(もちろん納得のいく説明もありません)、見事息子の信頼を取り戻すという強引すぎるハッピーエンドへとなだれ込みます。

観客が「おいおいおかしいだろ」と突っ込むのを完全に誘っています。しかし、そうとは気付かずに観ても、なんだか本当にハートウォーミングにも受け取れる巧妙な作りになっています。これ本当に面白くてお薦めなのですが、かつての私のように皆さんもシュワちゃんのコメディに食傷気味になっていたのか、あまりヒットしなかったのですね。だから過小評価というよりただ単に観られていないだけなのかもしれません。そんなわけでおススメではありますが、本当にナンセンスな映画で、観た後には何も残りませんので、そちらの期待はなさらないように。

ターミネーター3

ターミネーター3 スタンダード・エディション [DVD]ターミネーター3 スタンダード・エディション [DVD]
(2006/03/24)
アーノルド・シュワルツェネッガーニック・スタール

商品詳細を見る


ということで「ターミネーター3」の感想も書いておきたいと思います。これは久しぶりの続編ということでちょっと驚いたのですが、ジェームズ・キャメロンが監督でないということで期待できないな、という思いとジョナサン・モストウが監督ということでやっぱり期待できるかもという相反した二つの思いを持って観ました。ジョナサン・モストウ監督と言えば「ブレーキ・ダウン」とか「U-571」とかが面白かったからです。

で、実際鑑賞してどうだったかというと、恐らくその年で一番ガッカリした映画だったと思います。そんなに最低映画ということではないんですが、なんだかんだ言ってターミネーターシリーズじゃないですか。好きな監督さんが撮ってるし、お金がかかったハリウッド超大作だし、ちゃんとシュワちゃんが出てるし、キャメロン版ほどではないにしても、それなりのものになってると思ったのです。決して高すぎた期待ではないとは思うのですが、それでもこの作品に対しては期待しすぎであったのかもしれません。

まず冒頭から、ジャッジメント・デイが来なかったうんぬんの訳の分からないモノローグとともにジョン・コナーが紹介されますが、これが名前も覚えていませんが、いやいやお前はジョン・コナーじゃないよと言いたくなるほどのミスキャストで、のエドワード・ファーロングがどう成長したらこうなるのか、という華のなさです。あ思い出しました、ニック・スタールさんですよ。一体どういう経緯で彼がキャスティングされたんでしょう。いつも思うことですが、なぜ関係者は誰一人として「いやこれジョン・コナーじゃないだろ」と言わなかったのでしょう。本当に納得がいきません。

まあそれはいいとして、それでもやっぱり未来から殺人ロボットがやってきて彼が狙われるのです。今度は女性型のターミネーターです。このアイデアも安っぽくて何だかしらけてしまいました。どう見てもT-1000より怖いように見えません。名前も忘れましたが演じてる人も微妙な感じです。頑張ってるとは思うのですが、そこはかとない「スピーシーズ」臭がして、残念な感じがしました。

シュワちゃんももちろんタイムスリップしてきて、女ターミネーターがジョンを殺そうとした瞬間に現れて、間一髪で助けます。この映画の一番良くないところは、こういうシーンの繰り返しだということに尽きます。いつもジョンたちを追いつめて女ターミネーターがとどめを刺そうとした瞬間、シュワちゃんが現れて横からドーンと吹っ飛ばされて、というワンパターンの連続です。女ターミネーターの方が頭脳も優秀だそうですが、これでは馬鹿にしか見えません。

それでも途中のカーチェイスはまあまあ迫力があります。関係ない車を操ったりと、女ターミネーターが余計な能力をみせつけますが、こういったことがキャラ立ちを阻害してるのかもしれません。結局何が売りなのか分からないのです。女である必然性すら感じません。

ストーリーの方も、何だかジョンと連れの女性がシュワちゃんの言う通りに動いていくだけで、全く主体性がありません。さっきから本当に悪いことしか書いてませんが、ちょっと褒めるところを見つけるのが難しい映画なのです。後半のトイレの格闘とかがちょっと面白いくらいです。でも無意味な見せ場なんですけどね…。

ラストのシェルターに入るか入らないかというところのクライマックスも、ターミネーターも満身創痍で、女ターミネーターも上半身だけになっていたりと、このシリーズ恒例ではあるのですが、最後の見せ場がどっちも一番弱い状態での戦いですよ。それで文字通り足の引っ張り合いとかしてます。私の気分はなんだかどんどんクールダウンしていってしまいました。

あと終わり方もどうにも釈然としないものがあります。いや絶望感を出したかったのか、その中でジョンが指導者となることを決意する姿を見せたかったのか、いろいろ思惑はあったのだろうと思うのですが、うまくいってるとは思えません。機械に攻撃されて地上が壊滅状態になるとか、普通に予見されてた未来です。それが回避されたかと思ったらやっぱりそうなりました、と言われても僕は何を思えばいいんだろうという感じです。壮大なマッチポンプのようです。ジョンもこの映画の中で何か成長したかと言えば何もしてないので、どう見ても指導者にふさわしいとは思えません。続編を作るならそここそを見せるべきだったろうと思います。

ひょっとして今観るとそんなにダメということは無いかもしれません。本当はもう一回観直してから書こうかなと思ったのですが、こないだのテレビ放送も見逃して、レンタル屋さんへ行ってもなぜか全部貸し出し中で観られなかったので、まあ当時の印象だけでいいや、と思って書いてしまいました。「ターミネーター4」のことはよくできた二次創作のようだと書きましたが、3に関しては出来の悪いパロディのようだという感じです。どうにもシュワちゃんを笑い者にしすぎな感じがします。そのギャグもセンスがあればいいんですけど、この映画に関しては笑えませんでした。まあ何にしてもヒットしそうな映画は作り続けねばならないんでしょうね。ハリウッドのシステムというのもスカイネットに負けず劣らず恐ろしいものだと思います。

ターミネーター4

そんなわけで観てきました「ターミネーター4」です。私、一つ勘違いしていまして、と言うか日本の配給会社の戦略なので勘違いとも言いきれないのですが、これターミネーターシリーズだと思ってたら、原題が「TERMINATOR SALVATION」と言いまして、続編なのかスピンオフなのかどちらにも取れるようなタイトルだと鑑賞が始まってから初めて知りました。とにかく近未来におけるスカイネットとの戦争を舞台にした映画でございます。でも4とついてなかったら観なかったでしょうから、してやられた気分です。

と言うのも「ターミネーター」の面白さって機械との戦争という使い古された設定を、現代を舞台にした非常に限定された戦いに集約し、その結果によって未来が左右されるというのがキモであって、それにシュワちゃんの個性やらキャメロンの演出やらが絡み合って出来上がっているものじゃないですか。だから物語の背景自体は特に目新しいものではないのです。だから1とか2ではそれはさらっと描かれるだけで終わってるわけですが、その未来世界の戦争を描いたスピンオフが出来たとしても大して興味持って観れるとは思えなかったので、前述のように考えていたわけです。

さあそんなわけで、冒頭からいまいちテンションが下がってしまった私ですが、予想通り激しいアクションではあるものの、特に惹きつけられるモノも無く鑑賞していくと、謎の男のマーカスの出現あたりから映画は面白くなり始めます(まあ謎と言っても冒頭で死刑囚であることは分かってますし、正体もすぐに割れちゃうんですけどね…)。中盤までのアクションはやりすぎ具合も含めてかなりの面白さです。なんて名前か忘れましたが、敵の空飛ぶ機械に橋から飛び乗ってオノを突き刺して捕まったりするあたりはもう最高です。そりゃこんだけやりゃ面白いよ、という感じです。まあこの辺りでやりすぎてるから「ああ、マーカスは○○なんだな」とすぐバレるんですが、そこを引っ張るつもりも無いんでしょうからいいのかな。

困るのは中盤以降、アクションはまあいいのですが、ストーリーがどうにもよく分からなくて、混乱してしまいました。いやストーリー自体は単純なんですが、設定が今どうなってるのか、よく分からないのです。ターミネーターと言えば、1と2では現代から未来へとつながって、その未来からタイムスリップしたのだ、というループした世界観で成り立っているのですが、では未来を変えて、その設定を崩してしまいました。つまりパラレルワールド世界へと突入したわけです。ではこの作品はその辺どうなっているのかというと、それがあやふやでよく分からないのです。なにをどうしたらどうなる、という基本情報が分からないので、こちらとしては盛り上がれないという感じです。なぜスカイネットはカイル・リースの存在を知っていたのでしょう。この映画の中でスカイネットは何がやりたかったのでしょう。最後にスカイネットがいろいろ説明しますが、伏線がほとんどなく、それまでの展開が全て行き当たりばったりなので、「ああ、そうだったのか!」という感じは全くしません。この辺、やるならやるでもうちょっとちゃんとして欲しかったと思います。と言うか個人的には別にそんなのいらないんじゃないかと思うんですけどね。

そんなわけで、まあまあの映画かなと思って観ていたら、クライマックスで何と驚きのゲストが登場します。と言うかもう情報は漏れているのでしょうか。ターミネーターと言ったらこの人という人なんですが、私はまさか出演しているとは思っていなかったのでびっくりしてしまいました(出演というかCGIなんでしょうけど)。でもちょっとこの映画に対する評価がワンランク上がりました。いろいろ矛盾はあってすっきりしないのですが、全体的に悪い出来ではないですし、そこそこ観たいモノは観れますので、危惧したようなダメ映画にはなっていません。よりはだいぶマシです。

しかしやっぱりこれ、キャメロンも噛んでいませんし、公式のシリーズと言うよりはよく出来た二次創作という感じで、ターミネーターシリーズとしてどうこうということは忘れて観た方がいいと思います。しかしまだ続けるつもりなんでしょうかね…。もういいと思うんですけど。
1GB!FC2ブログ(blog)

Copyright (C) 生まれてから今まで観てきた映画全部 All Rights Reserved.